2014年6月28日(土)午後2時から4時まで東洋文化研究所でコーヒーサロンを開催しました。今回のテーマは、「タイのコーヒーをもっとおいしくしたい!」でした。タイの現国王の母・シーナカリン妃殿下は、貧困にあえぐ人々の生活向上を支援する目的でメーファールアン財団を設立し、北タイの、特にゴールデントライアングルと呼ばれる麻薬栽培地域で、アヘンからコーヒーなどの商業作物への転換を進めてきました。そのコーヒーはドイトゥンコーヒーとしてタイ人にはよく知られていますが、それは品質によらず高い価格で買い取るチャリティ精神とタイへのコーヒー輸入に対する高い関税率に支えられています。アセアン共同体の設立とともに、ASEAN内の関税撤廃が行なわれれば壊滅的なダメージを受けかねません。現在、メーファールアン財団の要請を受け、川島良彰さんと石脇智広さんが支援を行なっています。川島さんが栽培について、石脇さんは包装など加工技術の向上について支援しています。今回のコーヒーサロンでは、その様子についてお話しいただきました。
Doi Tung プロジェクトのDispanadda Diskul氏のご挨拶
(右は通訳の丸山さん)
石光商事 森本 茂社長のご挨拶
川島良彰さんの講演
石脇智広さんの講演