上智大学ポルトガル・ブラジル研究センターでは、来たる2007年1月26日(金)に第8回コーヒーサロンを開催いたします。ご興味ある方は、是非ご参加ください。参加費は無料です。
タイトル: コーヒー生産地の歴史と今 ~ブラジル編~
第一部 「コーヒー大国ブラジルと日本移民」
講演者:三田千代子(上智大学ポルトガル・ブラジル研究センター長兼外国学部教授)
講演内容:
現在、日本にポルトガル語話者が27万人もいるのをご存知ですか。ポルトガル語はブラジルの言語です。そう、日本で生活している日系ブラジル人の数です。では、なぜ日系人がこんなに多数ブラジルにいたのでしょうか。100年前に、ハワイ移民に代わりブラジルのサンパウロ向け日本移民が始まりました。以来1978年まで、第二次大戦前後の数年を除いて、25万人の日本人がブラジルに移民として渡りました。その子孫は現在、150万人と推定されています。
サンパウロ州のコーヒー農園の労働者として蓄財を目的に、ブラジルに渡った日本移民の当時の生活とその後の日本移民の歴史をテレビドラマ「ハルとナツ」のDVDを観賞しながら紹介し、日本で は決して経験したことのなかった未知のコーヒー栽培に挑んでいった日本人のチャレンジ精神を紹介したいと思います。
第二部 「コーヒー大国ブラジルのスペシャルティーコーヒーへの挑戦」
講演者:長谷川 勝彦(日東珈琲株式会社・株式会社カフェーパウリスタ代表取締役社長)
講演内容:
近年ブラジルで、数々の技術革新によって、品質の向上したコーヒーが生み出されています。私が目撃したここ10年の、ブラジルコーヒーの品質面の変化をレポートします。
日時:2007年1月26日(金)、18時〜20時
場所:上智大学中央図書館8階812号室
対象:一般の方
参加費:無料
問い合わせ先:上智大学ポルトガル・ブラジル研究センター