氏名: 池本幸生(いけもと・ゆきお)
日本サステイナブルコーヒー協会理事
研究テーマ①アマルティア・センのケイパビリティ・アプローチの応用
人の暮しの良さは所得だけでは測れない。人が「何をできるか」「どんな状態になれるか」に着目するのが「ケイパビリティ・アプローチ」である。それを様々な分野で応用し、その有効性を示すことが現在の中心的な研究課題である。応用分野:発展途上国の貧困問題、日本の不平等問題、貧困対策としての観光開発、
研究テーマ②サステナブル・コーヒーに関する研究
タイのドイトゥン・コーヒー・プロジェクトに関する研究
ベトナム中部高原におけるコーヒー生産と少数民族の暮らしに関する研究
主な論文・著書:
池本幸生 松井範惇 編 『連帯経済とソーシャル・ビジネス―貧困削減、富の再分配のためのケイパビリティ・アプローチ』 明石書店、2015.4.
Matsui, Noriatsu and Yukio Ikemoto, eds. Solidarity Economy and Social Business: New Models for a New Society: Springer, 2015.3.
Ikemoto, Yukio, Koji Domon and Tran Dinh Lam, eds. Small and Medium-sized Enterprises: The Way to Success: VNU-HCM Publishing House, 2014.6.
Rahman, Pk. Md. Motiur, Noriatsu Matsui and Ikemoto Yukio. Dynamics of Poverty in Rural Bangladesh: Springer, 2013.2.
Rahman, Pk. Md. Motiur, Noriatsu Matsui and Ikemoto Yukio. The chronically poor in rural Bangladesh : livelihood constraints and capabilities: Routledge, 2009.11.
Phan, Thanh, Hwen Nie Kdam and Ikemoto Yukio, eds. Coffee in Vietnam’s Central Highlands: Historical, Anthropological and Economic Perspectives. Ho Chi Minh City, Vietnam: Vietnam National University Hochiminh City Press, 2007.
松井範惇 池本幸生 編 『アジアの開発と貧困: 可能力・女性のエンパワーメントとQOL』 明石書店、2006.4.
Ikemoto, Yukio. Income Distribution in Thailand: Its Changes, Causes, and Structure. Vol. 25 of The I.D.E. occasional papers series. Tokyo: Institute of Developing Economies, 1991.
池本幸生 ワリン・ウォンハンチャオ 編 『タイの経済政策: 歴史・現状・展望 : タイ日本共同研究』 ASEAN等現地研究シリーズ 第1巻 アジア経済研究所、1988.6.
【翻訳】
アマルティア・セン『正義のアイデア』明石書店、2011.12.
R.ウィルキンソン『格差社会の衝撃』書籍工房早山、2009.4.
Nussbaum, Martha 『女性と人間開発 潜在能力アプローチ』 岩波書店、2005.10.
クリフォード・ギアーツ 『インボリューション: 内に向かう発展』NTT出版、2001.7.
アマルティア・セン『不平等の再検討』岩波書店、1999.7.