第11回 コーヒーサロン 

コーヒーハンター

サステイナブル・コーヒーを求めて

講演する川島氏

◇ 日時: 2008年7月9日(水) 18:30~20:30
◇ 講演者: 川島Jose 良彰 氏(日本サステイナブル コーヒー協会理事長)
(日本サステイナブル コーヒー協会については http://www.suscaj.org/)
◇ 参加費: 無料
◇ 場所: 東京大学東洋文化研究所 3階大会議室

川島氏は1956年生まれ。高校卒業後、コーヒーを勉強するために単身エルサルバドルに渡る。しかし、やがてエルサルバドルは泥沼の内戦に突入し、多くの人々が殺され、コーヒー農園が荒れていくのを目撃する。その後、ジャマイカのブルーマウンテンや、インドネシアのマンデリン・コーヒーの開発に従事。レユニオン(ブルボン)島ではブルボン・ポワントウの復活に成功するなど、コーヒーを通した国際協力の分野でも活躍。一方、コーヒー価格の暴落に喜び、生産者の苦しい状況を考えようともしない消費国のあり方に疑問を抱き、日本サステイナブル コーヒー協会を設立。持続可能なコーヒーの普及に努める。
今回のコーヒーサロンでは、『コーヒーハンター』の出版に合わせて、コーヒーからサステイナビリティ(持続可能性)に辿り着いた経緯をお話いただきます。

■川島良彰 著『コーヒーハンター 幻のブルボン ポワントウ復活』平凡社
インド洋に浮かぶレユニオン島で起きた突然変異が、たぐいまれな香りと品質を持つ幻のコーヒー『ブルボン ポワントウ』を生み出した。世界中をめぐってコーヒーづくりに携わった日本人の矜持と情熱により、絶滅の淵から救われたコーヒーの再生と復活の物語。それは、政治に翻弄され世界の表舞台から忘れ去られたレユニオン島民を巻き込んで、コーヒー産業復興に挑んだ『サステイナブル コーヒー』のあり方を考えさせるコーヒー環境論でもある。

■問合せ先: 東京大学東洋文化研究所 池本研究室
電話: 03-5841-5877
E-mail: coffee.salon.ioc@gmail.com